【放送大学】「力と運動の物理」の難易度、感想など

放送大学

今回は、放送大学の自然と環境コースの専門科目である、『力と運動の物理』について書いていこうと思います。

『力と運動の物理』の概要

公式サイトから科目概要を引っ張ってきました。
科目の概要の調べ方はこちらを参考にしてください。

【講義概要】
物理学の基盤となる古典力学の内容を体系的に講義する。本科目は導入科目「初歩からの物理(’16)」「物理の世界(’17)」に続く専門科目である。ターゲット層としては物理学を本格的に学ぼうとする層だけでなく、産業技術の現場で活躍する技術者なども念頭におく。理論体系と具体的な実例、応用例を豊富に取り上げ、現代社会における力学の役割にも触れる。

この科目は、放送大学の物理の中で「力学」を専門的に扱っている科目となります。
普通に理系の大学生が大学でやる力学と同程度の内容です。
ニュートン力学の論理と方法に親しみ、解析力学の考え方に習熟することを目標としています。

構成

1.力と物理学の世界
2.運動の記述
3.運動の法則
4.力とその起源
5.運動の保存量
6.振動
7.結合振動子
8.ケプラー問題
9.多粒子系の運動
10.剛体の運動
11.変分原理による記述
12.ラグランジュ形式の応用
13.連続体と波動
14.ハミルトン形式
15.「力学的自然観」の深化と困難

『力と運動の物理』はどんな人が対象?


『初歩からの物理』『物理の世界』を履修済みか、それと同程度の内容の習得をしていないときついと思います。
微分方程式やベクトルなどの数学的な内容も多くでてくるので、『入門微分積分』『入門線形代数』の内容もマスターしているとより良いです。
また、オンライン授業科目の『物理演習』もやっておくと少し楽にすすめられると思います。

『力と運動の物理』の単位取得難易度

では、『力と運動の物理』の単位を取るのはどれくらいの難易度なのでしょうか。

『力と運動の物理』の単位認定試験の平均点

単位認定試験の平均点は、
2016年度2学期で61.6点でした!
2017年度1学期で65.4点でした!
2017年度2学期で53.9点でした!

合格点は60点

平均点だけで難易度を考えると、
合格したいなら優先的にこつこつ勉強しよう!といった感じでしょうか。
結構平均点は低いほうです。

(平均点と難易度についてはこちらでも書いてます。)

実際に受けてみて

試験問題は、この科目の内容や平均点の低さほど難しくないです。
授業では自分の手を動かして式を解いたりして理解することを求められるわりに、
単位認定試験ではマーク試験のためか、計算問題が全然でないので授業や印刷教材でやったことを覚えていればスラスラ解けてしまうと思います。

また、公開されている過去問には解答がないので気を付けてください。
理由は、
・問題や解答の丸暗記をしてほしくない
・出題に関して復習し勉強し、考える習慣をつけてもらいたい
らしいです。

ちなみに過去問と同じような問題がよく出ているので、
「あっているものを選びなさい」という問題では、答えだけでなく他の選択肢のどこが間違っているのかを覚えたり、
「間違っているものを選びなさい」という問題では。答えの確認だけでなく、合っている選択肢の内容を覚えたりすると、合格がグッと近づくはずです!

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